「ABODA」シンプルで上質。僕らが好きなもの。

「ABODA」の創立者である高島郁夫さんと、GLAMOROUS co.,ltd.の森田恭通さん。これまで共に手掛けてきたプロジェクトや、現在構想している「ABODA」についてお話を聞きました。

25年来の友情とこれまでのプロジェクト

──まずは、お二人のことを教えてください。

高:Francfrancの創立者で、現在はこのABODAプロジェクトを手掛けています。ABODAはスマートリッチなライフスタイルの提供をするためのブランドで、ホテルヴィラやクラシックカーなどを現在準備中です。

森:デザイナーの森田です。GLAMOROUS co.,ltd.の代表をしていて、インテリア、プロダクト、グラフィックと多岐にわたる領域のデザインをしています。アーティストとして活動することもありますが、その話はまた後でするとして……高島さんとは25年の友人で、さまざまなプロジェクトをご一緒させていただきました。

──おふたりで一緒にやられたプロジェクトにはどのようなものがあるのでしょうか。

高:例えば、Francfrancの店舗デザインをやっていただいたのは思い出深いプロジェクトです。チェーン店なので他の店舗の型を踏襲してデザインすることもありますが、そうでない店舗は森田さんにデザインをお願いしていました。最も印象深かったのは名古屋の店舗です。外観に消防隊が突入するための窓があるという制約を逆手に取って、たくさんの窓を作り、それに額縁のような装飾をつけてくれたんです。おかげでいくつもの絵画が並んでいるような店舗ができあがりました。

森:アートをコンセプトにしたデザインで、思い入れがあります。懐かしいですね。

僕らが行きたいのはシンプルでセンスがいい空間

──ABODAについてお話を聞かせてください。名前の由来は何なのでしょう。

高:「Welcome aboard」を元にした造語です。

──なるほど。このプロジェクトの始まりはどのようなものだったのでしょうか。

高:Francfrancをやっている間に心がけていたことは「世の中のAtoZを知る」ことでした。プチプラなものから絢爛豪華なものまで、全てのものをわかった上で商品を提供してきたつもりです。けれど、そうして見てきた多くのものが自分の趣味と合うかどうかはまた別の話。ビジネスを一区切り終えて、ここからは自分の表現ができそうだというタイミングで、本当に自分が好きなものをおすすめしたり、体験していただくブランドを作ろうと思いました。

──高島さんの本当の意味でのお気に入りということなんですね。

高:そうです。よく「家中Francfrancのものがあるんですか」なんて言われるけれどそうではなくて。家の中には自分の年代や経験にふさわしいものを集めているし、安っぽいものは好きではないけれど、かといって豪華絢爛なものが好きなわけではない。華やかさではなく、クオリティの中にその上質さが見て撮れるような「華美ではないラグジュアリー」をABODAでお見せしたいと思っています。

森:僕も、誰もが憧れるような華美な世界を作ることを求められる一方で、ミニマムなものも愛しています。仕事ではそこに必要なデザインを提案しますから、もちろん華美で豪華なものをデザインすることもあります。例えば典型的な五つ星ホテルでは、とことん細部にまで贅を凝らしたりと。ただ、最近では華美ではないラグジュアリーを表現する五つ星ホテルも造られています。僕たちがこれから行きたい場所は、解りやすくギラギラしたラグジュアリーに表現された世界ではなく、センスがいい場所。例えば、広島の海に浮かぶ船そのものが洗練されたガンツウというホテルがあります。アクティビティや内装は華美でこそありませんが、ずっと部屋から海を見ていても飽きることのないミニマムな空間で、僕にとってはとても居心地がいいんです。ああいうものが、これからのラグジュアリーなのではないでしょうか。

いつも次のアイディアを探している

──お話を聞いていると、お二人の普段のライフスタイルに夢がふくらみます。

森:僕は仕事柄、デザインのことを考えなくても考えてしまいます。何かセンスがいいもの、面白いものはないか、僕の琴線に触れるものはないかを常に探しています。ライフスタイルは猫中心の生活ですけどね(笑)高島さんは?

高:僕の毎日はシンプルですよ。家族と過ごしたり、散歩にいったり、走ったり。けれど、ふとした時にいいアイディアが浮かんでくるものなんです。街をぶらぶらしている時や、本屋にいる時なんかに。そうやって湧いてきたアイディアを形にして、ABODAでみなさんにも体験いただきたいなと思っているんです。

聞き手:出川 光

Morita san and takashima san in Glamourous Inc office

「ABODA」の創立者である高島郁夫さんと、GLAMOROUS co.,ltd.の森田恭通さん。これまで共に手掛けてきたプロジェクトや、現在構想している「ABODA」についてお話を聞きました。

25年来の友情とこれまでのプロジェクト

──まずは、お二人のことを教えてください。

高:Francfrancの創立者で、現在はこのABODAプロジェクトを手掛けています。ABODAはスマートリッチなライフスタイルの提供をするためのブランドで、ホテルヴィラやクラシックカーなどを現在準備中です。

森:デザイナーの森田です。GLAMOROUS co.,ltd.の代表をしていて、インテリア、プロダクト、グラフィックと多岐にわたる領域のデザインをしています。アーティストとして活動することもありますが、その話はまた後でするとして……高島さんとは25年の友人で、さまざまなプロジェクトをご一緒させていただきました。

──おふたりで一緒にやられたプロジェクトにはどのようなものがあるのでしょうか。

高:例えば、Francfrancの店舗デザインをやっていただいたのは思い出深いプロジェクトです。チェーン店なので他の店舗の型を踏襲してデザインすることもありますが、そうでない店舗は森田さんにデザインをお願いしていました。最も印象深かったのは名古屋の店舗です。外観に消防隊が突入するための窓があるという制約を逆手に取って、たくさんの窓を作り、それに額縁のような装飾をつけてくれたんです。おかげでいくつもの絵画が並んでいるような店舗ができあがりました。

森:アートをコンセプトにしたデザインで、思い入れがあります。懐かしいですね。

僕らが行きたいのはシンプルでセンスがいい空間

──ABODAについてお話を聞かせてください。名前の由来は何なのでしょう。

高:「Welcome aboard」を元にした造語です。

──なるほど。このプロジェクトの始まりはどのようなものだったのでしょうか。

高:Francfrancをやっている間に心がけていたことは「世の中のAtoZを知る」ことでした。プチプラなものから絢爛豪華なものまで、全てのものをわかった上で商品を提供してきたつもりです。けれど、そうして見てきた多くのものが自分の趣味と合うかどうかはまた別の話。ビジネスを一区切り終えて、ここからは自分の表現ができそうだというタイミングで、本当に自分が好きなものをおすすめしたり、体験していただくブランドを作ろうと思いました。

──高島さんの本当の意味でのお気に入りということなんですね。

高:そうです。よく「家中Francfrancのものがあるんですか」なんて言われるけれどそうではなくて。家の中には自分の年代や経験にふさわしいものを集めているし、安っぽいものは好きではないけれど、かといって豪華絢爛なものが好きなわけではない。華やかさではなく、クオリティの中にその上質さが見て撮れるような「華美ではないラグジュアリー」をABODAでお見せしたいと思っています。

森:僕も、誰もが憧れるような華美な世界を作ることを求められる一方で、ミニマムなものも愛しています。仕事ではそこに必要なデザインを提案しますから、もちろん華美で豪華なものをデザインすることもあります。例えば典型的な五つ星ホテルでは、とことん細部にまで贅を凝らしたりと。ただ、最近では華美ではないラグジュアリーを表現する五つ星ホテルも造られています。僕たちがこれから行きたい場所は、解りやすくギラギラしたラグジュアリーに表現された世界ではなく、センスがいい場所。例えば、広島の海に浮かぶ船そのものが洗練されたガンツウというホテルがあります。アクティビティや内装は華美でこそありませんが、ずっと部屋から海を見ていても飽きることのないミニマムな空間で、僕にとってはとても居心地がいいんです。ああいうものが、これからのラグジュアリーなのではないでしょうか。

いつも次のアイディアを探している

──お話を聞いていると、お二人の普段のライフスタイルに夢がふくらみます。

森:僕は仕事柄、デザインのことを考えなくても考えてしまいます。何かセンスがいいもの、面白いものはないか、僕の琴線に触れるものはないかを常に探しています。ライフスタイルは猫中心の生活ですけどね(笑)高島さんは?

高:僕の毎日はシンプルですよ。家族と過ごしたり、散歩にいったり、走ったり。けれど、ふとした時にいいアイディアが浮かんでくるものなんです。街をぶらぶらしている時や、本屋にいる時なんかに。そうやって湧いてきたアイディアを形にして、ABODAでみなさんにも体験いただきたいなと思っているんです。

聞き手:出川 光

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through the lens of Fumio Takashima and friends.